お向かいの家の前・・・・
 
遅れて一人でてきた天使はコートを着て、帽子をかぶり口ひげまでつけてカバンを抱えています。
天使は軽く帽子に手をやり挨拶します。

ティンプ 「いいお天気ですね。」


そう言うと行ってしまいました。アンディは、ゆっくりと立ち上がりました そして叫びました。

アンディ 「おばあちゃーん! 来て、はやく!」

奥からやってきたのはオリエント夫人です。 おちついています。

オリエント 「なんだよー大きな声を出して。サンタクロースでもやって来たのかい?」
アンディ 「ちがうよ。 今ジョージアの家からコートを着てひげのはえた子供が出てきて僕に挨拶したんだよ!」
オリエント 「おばあちゃんこう見えても忙しいんだから、夢の話でいちいち呼ばないで頂戴。」
アンディ 「夢なんかじゃないって。 この目でみたんだ、身長はこれくらい!いやもっと小さかったぞ。 これくらいだ!」
オリエント 「はいはい。わかったから。おかしな本の読み過ぎで疲れてるんだわ。」(オリエント去る)

そう言われるとアンディも自信がなくなってきました。 めまいがしてきました。

アンディ 「?? そうかな?・・・そうかもしれない。夢を見たのかも。僕、疲れてるんだ、きっと。
大騒ぎして恥ずかしいよ おばあ・・・おばあちゃーん!」

アンディ去る。
アニーは鼻歌を歌いながら編み物をしています。また別の天使が、やってきました。

チャイム 「やあどーも。」

アニー、ピタっと歌をやめる。

チャイム 「ご精がでますな。」

アニーが叫びました

アニー 「あなたーー!!」

暗転C.O
天使の歌 板つき



♪「夢で会いましょう」♪

今日はちょっぴり 泣いたりもしたけど
気分やっぱりなんだか さっぱりしたもの
どこか遠くへでも出かけたいけど休みもないけど
ちょっと睡眠不足の頭がクラクラ

いつも素直になれなくて 誰も分かってくれなくて
夢を語れば笑われて 気がつけばいつもひとりぼっち

いつもいつも笑ってる  大好きさ君のことが好き
夢の中でこんにちわ  約束ゆびきりまた明日
ほんとのこと言うけれど  一人になるのがコワイから
誰かそばにいてほしい  約束ゆびきりきっとだよ
暗転