アンディ 聞いたでしょ?今の。」
ロビン 夢の中に出てきた子供が話しかけるんですって。」
シンシア 同じ夢を何度も見るんですって!」
チェリー やっぱりそれも宇宙人のしわざ?」
アンディ きっとそうに決まってますよ。」
ルル 子供のゆめねえ・・・」
マリア そういえばうちの主人も子供が出てくる夢を見たっていってたわ。」
キャンディ 実は私も見たのよ。それが変な夢でね、『ジョージアの家にイチゴを持ってくと喜ばれるよ』って言われたの。」
ポール ぼく、『お芝居は好きですか』って。」
エリ− わたしは、『必ず劇場に見に来てね』ってチケットの予約させられたわ。」
ご近所さん全員 私たち どーしちゃったのかしら!!!」

一方、ジョージアの家の中では・・・キムにミカエルが入れたお茶を勧めながら

ジョージア ねえキム あなたが私を訪ねて来てくれたことは本当に嬉しいんだけど・・・・
実を言うと、脚本はまだ書き始めたばかりだし、いつ完成するかもわからないのよ。
キム いいんです、そんなこと!「夢」を信じてみたいんです、私。
結果はどうなるかわからないけど、それは誰だって同じ事じゃありませんか?
一目見てすぐわかりました、あなたが私と同じように夢を追いかけている人だって!
・・・私の町じゃ、誰一人わたしのことをわかってくれようとはしませんでした・・・。
もっと、まじめに生きろ、もっと現実をみろって。私には夢を追いかけることが現実で、夢を追いかけることがまじめに生きる事なのに・・・。それで食べていけるの、儲かる仕事なのって? みんな・・・ そればっかりなんです。

♪「キム」♪

きっと何かを つかめる気がしたから
すべてのものを 捨てる勇気が持てたよ
どこかにきっとある わたしの生きる場所
世界のどこかで わたしを待つ人がいる
いつも何かを 追いかけて
気がつけば  バスに揺られてた
夢を語れば  笑われて
気がつけば  いつもひとりぼっち

キム でも、ここにはあなたという一緒に夢を追いかける仲間がいる。
ジョージアさん、わたしにとっては一回しかない人生なんです。わたし、輝いて生きていたいんです。
ジョージア わかるわキム。あきらめることは死ぬより辛いことだわ。
私、あなたのためにも一生懸命書くわ。私達の二人の夢を叶えましょ!!

キムとジョージアしっかりと手を握ってうなづき合う。

暗転