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第七場
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ソニアの夢 |
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ソニアがベッドで眠っていると、天使があらわれました。 |
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ミカエル |
「キャハ! 私ミカエル」 |
チャイム |
「ねえソニア 今から見せたいものがあるんだけど、一緒に来てくれる?」 |
ソニア |
「いいけど どこに行くの?」 |
ミカエル |
「いいから目を閉じて。」 |
チャイム |
「さあ今から飛ぶよ。」 |
ソニア |
「え! 飛ぶって?」 |
ミカエル |
「心配しないで さあ手をつないで。」 |
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ソニアは、言われたとおり目を閉じるといつのまにかミカエルとセラフが手をつなぎました。
すると不思議な事に自分の体が宙に浮いているような感じがしてきました |
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ミカエル |
「もういいよ 目を開けて」 |
ソニア |
「キャーッ こわいわ!」 |
ミカエル |
「大丈夫!」 |
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目を開けるとそこには、とてもきれいな街の夜景が広がっていました。
天使とソニアが空の上で歌い出す |
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♪「Fly With Me」♪
ほら いつも君のそばにいるから
一人じゃないさ どんな時でも「すごーい」
さあ 君と共に空に飛び立つ
一人じゃないさどんな時もいつも一緒さ
ジョージア・ケイト・キムがそれぞれのメッセージを託して歌い出す(上手)
未来は君をまっているから
あたらしい明日 夢を信じて
ジョージア達が消えて、フォレストが踊り出す(下手)
ほら いつも君のそばにいるから
一人じゃないさ どんな時でも
さあ 君と共に空に飛び立つ
一人じゃないさどんな時もいつも一緒さ |
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ソニア |
「わー きれい。」 |
ミカエル |
「でしょ。 ほら、あそこに大きな遊園地が見えるでしょ。」 |
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ソニア |
「うん。」 |
チャイム |
「あれは、ディズニーランドだよ。 ほら夜のパレード! 見えた?」 |
ソニア |
「見えた! あたし行ったことある! ママに連れてってもらったことあるの!」 |
ミカエル |
「ソニア あれは一人の大人が夢を見てできたんだよ、こんな遊園地があればいいなって、その大人は夢を見たんだ。 それだけじゃないよ。 この星くずのような街も全部、夢でできてるんだよ。」 |
ソニア |
「夢で?」 |
ミカエル |
「そう 誰かが夢見たんだ。 こんな街を作ろうって。」 |
ソニア |
「大人になっても夢があるの?」 |
チャイム |
「もちろんだよ それにほとんどの夢は叶えることができるんだよ。」 |
ソニア |
「どうやって ねえ教えて。」 |
ミカエル |
「信じることだよ。」 |
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ソニア |
「信じる?」 |
ミカエル |
「そうだよ 信じるんだよ、なにがあっても。」 |
ソニア |
「それだけでいいの?」 |
チャイム |
「そう それだけ。」 |
ミカエル |
「ほら見て あそこにとってもにぎやかな場所があるでしょ?」 |
ソニア |
「うん。」 |
チャイム |
「どうやら ソニアの夢は、あそこにあるみたいだね。」 |
ソニア |
「え?」 |
ミカエル |
「あそこは、ブロードウェイっていう所なんだ。」 |
ソニア |
「知ってるわ!世界中のミュージカルをみーんなやってるところね」 |
ミカエル |
「みんな夢を求めてここにやってくるんだよ。」 |
ソニア |
「あたしも大人になったらブロードウエイに出たいの! 歌ったり踊ったりしたいの!」 |
チャイム |
「なんだそうだったの。最初から言えばいいのに。」 |
ミカエル |
「そうだよソニア 夢をあきらめちゃダメだよ。」 |
ソニア |
「うん わかったわ。」 |
ミカエル |
「夢を信じる?」 |
ソニア |
「うん 信じる。 ミカエルありがとう。 本当にありがとう。」 |
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ふと手を見るときれいな羽を持っていました。 なにか書いてあります。
気がつくとソニアは、一人でした。もとのベッドに戻っています。 |
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ソニア |
「ありがとう・・・ありがとう。 mmmm 夢・・・だったの。
なにか書いてあるわ。 住所だ。 ジョージアって誰かしら・・・」 |
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暗転 |